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レーザー治療

投稿日2008/12/21

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「レーザー」や「レーザー治療」という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、歯科治療でもレーザーを使っていることをご存知の方は、まだ少ないかもしれません。

レーザーは人工的に作り出された光で、産業面では通信や計測、機械の加工などに応用され、医療面では診断や治療などに使われています。

通常の歯科治療にレーザー治療を併用することで、早期に症状が改善したり、痛みを軽減したり、炎症を抑えたりする効果を得ることができます。また、麻酔や鎮痛剤、抗生物質などの薬の使用量を減らすことができます。

副作用もないので、妊娠中の方やアレルギー体質の方、高血圧の方、心臓病でペースメーカーを使用している方にも安心して治療ができるというメリットがあります。

八尾市河村歯科医院では、3種類のレーザー機器を使用し、主に以下のような治療にレーザーを使用しています。

・むし歯の診断(ダイアグノデント)
むし歯の診断(ダイアグノデント)むし歯にレーザーをあてると、音と数値でむし歯の程度を測定することができます。数値が高いほど虫歯もひどく、高い周波数の音がでます。 数値が50を超えているようなら、残念ながら従来通り削って詰めるか、神経の処置を行います。逆に50以下なら予防的処置を行いながら経過観察していくことになります。
・むし歯の治療(アーウィン・アドベール)
むし歯の治療(アーウィン・アドベール)Er:Yagレーザーは、唯一歯(硬組織)が削れるレーザーとして認可を受けています。今までの歯を削る時のキーンという音やガリガリといったしんどうもなく、今まで以上に麻酔を施さなくても治療できる症例が多くなりました。(保険適応)
・むし歯の予防(Panasonic C05Σ)
むし歯の予防(Panasonic C05Σ)歯の表面にレーザーをあてると、再石灰化を促進して歯質が強化されるので、むし歯菌の酸に抵抗しやすくなり、むし歯になりにくくなります。(※保険診療対象外となりますのでご了承下さい)

・知覚過敏症の処置

冷たい物を食べるときや冷たい飲み物を飲むときなどに、一時的に歯が痛くなる知覚過敏症の場合、フッ素を用いたうえレーザーをあてると痛みを軽減することができます。

・歯周病(歯槽膿漏)の治療

歯周病菌という細菌が原因で歯周病になります。歯周病になると、歯ぐきから血が出たり口が臭くなったりします。また、そのまま歯周病が進行してしまうと、歯が抜けてしまう病気です。歯ぐきがはれた場合は、レーザーで歯と歯ぐきの間からウミを出すことで、痛みとはれがやわらぎ、早く治癒します。また、歯ぐきにレーザーをあてることで、殺菌効果も期待できます。

・口内炎の治療

口内炎になってしまうと、食事をするときにも痛みを感じることがあります。口内炎の部分にレーザーをあてると、痛みやしみるのを防ぎ、早く治癒します。

・根管治療(歯の根=神経の治療)

歯の根、歯の神経の治療をするとき、レーザーをあてると、歯の根の内部を殺菌することができます。また、痛みやはれ、炎症なども早くおさまります。

・入れ歯による痛みをやわらげる

入れ歯と歯ぐきが接するところにできものやただれができてしまった時に、レーザーを使うと炎症や痛みをやわらげることができます。

・歯ぐきの黒ずみを除去

メラニン色素が歯ぐきに沈着すると、歯ぐきが黒ずんでしまいます。レーザーをあてると、黒ずみの原因であるメラニンを、痛みもなく短時間で除去できます。数日~1週間ほどで、きれいなピンク色の歯ぐきになります。(※保険診療対象外となりますのでご了承下さい)

・歯を抜いた後の止血や痛みをやわらげる

歯を抜いた後などは、血が止まりにくく、痛みが続くことがあります。歯を抜いた後にレーザーを使うと、止血や殺菌、消毒などに効果があり、痛みをやわらげたり早く治癒するなどの効果があります。

・顎関節症の処置

顎関節症にになると、口が開けにくくなったり、あご周辺に痛みを感じることがあります。レーザーをあてると、この痛みをやわらげることができます。また、口がだんだんと開けやすくなってくる効果も期待できます。

・腫瘍の切除

通常のメスの代わりにレーザーをあてて、レーザーメスとして使用すると、腫瘍や小帯などを切除できます。出血も痛みもほとんどなく、治癒を促進する効果もあります。

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